自分にはいいかげん
2017/09/13 00:00:01 |
よくないと思うこと |
コメント:4件
先日、不覚にも風邪を引いてしまいました。
まだまだ私の糖質制限には改善の余地ありということを痛感させられます。
こういう事を語ると糖質制限の弱点をさらすようで、他の糖質制限推進派の皆さんの邪魔にもなるようで申し訳ないのですが、
現実に起こっていることを正確に描写することも糖質制限推進派医師の務めと考えますので、
恥を承知で本日のブログ記事を書いています。
一方で私には漢方があるじゃないかということで、
風邪を引いた時は自分の漢方の腕を試すチャンスだとも考えています。 ところが、いざ自分自身を患者として診ようとした時には、
いまいち客観的に診ることができなかったり、忙しさや面倒臭さにかまけて漢方薬を適当に飲んだりしてしまいます。
例えば患者さんに指導する時は、できるだけ白湯に溶かして飲むようにと指導しているにも関わらず、
自分で飲む時はそのまま飲んでいたり、2-3袋一気に飲んでしまったりという適当加減です。
効かなかったとしても別にたいしたことないと思う気の緩みがそのような行動につながっているのだと思います。
そんな風に適当に対処していたためか、今回の風邪に私の出した漢方は全く効きませんでした。
人は他人のことはよく見えても、意外と自分のことは客観視できていない。
医者の不養生という言葉の本質は、他人のことばかりに目を向けて、自分のことをないがしろにすることの危険性が含まれているように思います。
今回は大きな油断で失敗してしまいましたが、
次風邪引いた時こそきちんと自分の風邪が治せるように、
自分自身を客観的にみる視点を養っていきたいと思います。
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
No title
たまに風邪を引くことは、毒出しと免疫機能の実地訓練という超楽観的な受け取り方をしています。
このような受け取り方が良いのか悪いのかは分かりませんが…
主婦にとっては、家事をサボってゴロゴロ出来る至福のひととき。
たがしゅう先生は患者さんを放っておくことは出来ませんものね。
充分にご自愛ください。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
私も風邪は一種のデトックスでポジティブに捉えているつもりですが、
なかなか毒を出しきれていない現状と、そうは言ってもしんどいものはしんどいという事実に思うところはあります。
このデトックスがスムーズに行われ速やかに終息させられるよう精進していきたいと思っています。
No title
ありがとうございます。
時には、「風邪」というイベントでもなければ、
先生の免疫部隊は、暇を持て余してしまいますよ。
今は、先生ご自身の免疫部隊に身をゆだねて、
おとなしく、お休みください。
どうぞお大事にされて下さい。
Re: No title
コメント頂き有難うございます。
確かに私の免疫系に刺激を与えるよいイベントであったかもしれません。
ものは考えようですね。
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