食べられないのに食べさせる
2013/11/30 00:01:00 |
素朴な疑問 |
コメント:17件
「ごはんが食べられなくなった時点で天命」という考え方があります。
食べられなくなる原因は様々ですが、がんや認知症、神経変性疾患など、慢性疾患の場合は症状が進行してくるといずれそういう時期がきます。
ただ我々がよく遭遇する「脳梗塞」に関して言えば、ある時突然ごはんが食べられなくなるという瞬間が訪れるのです。重症脳梗塞の場合、顔やのどを含む半身の麻痺が突然起こり、その瞬間から寝たきりになってしまいます。
そして脳梗塞でのどの筋肉の働きが障害された状態になると、無理にごはんを食べようとすると食べたものが気管に入って窒息や誤嚥などのトラブルを起こします。
すると脳梗塞そのもので命は奪われないけれど,その後ごはんを食べることができないという状態が起こりうるのです。
こうした状態に対して我々が選べる治療の選択肢としてまず「胃ろう」というものがあります。 「胃ろう」というのは、人工的にお腹の皮膚から胃へ直接通したチューブのことです。
口から食べるからのどを通って誤嚥の危険性を生じるわけであって、それならば胃へ直接食べ物を送れば食べ物で誤嚥することはないであろうという発想です。
確かに「胃ろう」を作れば食事による誤嚥のリスクを減らすことができるでしょう。
しかし口からものを食べなくても、ヒトは唾液を作り続けています。ここには口腔内常在菌というものがいますので、これを誤嚥してしまうとそれでまた肺炎を起こしてしまうということになります。
さらに注入食逆流という問題もあって、胃ろうから注入食を入れた後にしばらくはギャッジアップした姿勢をとっていないと、横に寝かしたりなんかするとそのまま注入食が食道からのどへと逆流してしまい、これが気管へ入るとこれまた誤嚥の可能性が出てしまうわけです。
しかも胃ろうが作れる人はまだいいですが、胃切除後など様々な理由で胃ろうを作れない方もいらっしゃいます。
その場合次に選択される方法は、「中心静脈栄養」という方法です。
またの名を「高カロリー輸液」といい、要するに点滴で必要な栄養を全て入れてしまおうというわけです。
実は点滴で1日に必要な栄養を全て入れようとすると、手足の細い血管から投与する普通の点滴では血管炎というトラブルを起こすために全てを入れきることができません。
そこで体の深い部分にある血管(内頚静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈など:総称して中心静脈と呼びます)で点滴ラインを取り、より高濃度の栄養が入った製剤を入れようという方法が「中心静脈栄養」です。
しかし点滴と糖質制限の記事で書きましたが、点滴での栄養というのは多くの場合糖質が主体です。
何も意識せずに高カロリー輸液のメニューを組み立てたら、まず間違いなく高糖質になります。糖質メインの製剤しかないのでそうするしかないのです。それだけ「点滴で入れるカロリーは糖質」という常識がはびこっている証拠だと思います。
実は我々は「高カロリー輸液を急速に行うと肝機能障害を起こす」ということを経験的に知っていますが、
今にして思えば、それは高カロリーのせいではなく、「高糖質」によって引き起こされた医原性の脂肪肝だと解釈できます。
つい最近もアルバイト先の病院で入院中の方が高カロリー輸液をされている患者さんがいましたが、
その方はまるまると太っていてなおかつ肺炎を繰り返しているような状況でした。
これだけ脂肪が蓄えられているのに、この後に及んで高糖質を与えることでインスリンの働きで脂肪に変換させ、肥満を助長させるというのはいかがなものでしょうか。
そして忘れてはならないことは胃ろうにしても中心静脈栄養にしても、本来の「口から食べる」という栄養補給の方法ではなく、不自然な方法であるということです。
冒頭の「ごはんが食べられなくなった時点で天命」を第一義とするならば、これらの医療行為は延命行為とも考えられます。
しかしそうは考えられない方もおられます。この辺りは当人の価値観の問題で、どちらが正しいというものでもないと思います。
ただ自分がもしその立場なら最後まで口からものを食べて、それで肺炎を起こして亡くなるならそれは天命と考えます。でもそれは実際にその立場になった人しかわからないことかもしれません。
これは糖質過多の状況が放置されたまま,ただただ命を延ばす技術だけが発達した結果生じた非常に悩ましい問題です.
今ここにある問題に対しては悩み続ける日々ですが,
これからは糖質の問題と真剣に向き合い,
健康寿命を延ばすことを考えていきたいですね.
たがしゅう
プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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Re:肥満なのに栄養が足りない?
昨日は、返信コメントありがとうございました。
本日のテーマに係る「胃ろう」や摂食障害は、介護現場でも身近な問題なのでコメントさせて頂きます。
>これは糖質過多の状況が放置されたまま,ただただ命を延ばす技術だけが発達した結果生じた非常に悩ましい問題です
今ここにある問題に対しては悩み続ける日々ですが,
これからは糖質の問題と真剣に向き合い,
健康寿命を延ばすことを考えていきたいですね.
私共の介護施設でも胃瘘の方や、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しておられる方がおられます。介護スタッフは、少しでも口腔摂取ができるよう献身的に創意工夫をして食事介助に努め、時にはその努力が報われ、口腔摂取が可能にるケースもありますが、悲しい転機を執ることも多いです。本当に私達も悩み続ける日々です。
嚥下障害を含め、介護の現場で遭遇する身近な障碍も、たんに、高齢である事や、脳梗塞等の疾病による後遺症によるものと捉えるのではなく、ここにも糖質過多が根本要因として潜んでいると考えるべきなのですね。
実際、胃瘘の注入に使われるエ○○○○リキッドなんかを舐めてみると甘くて甘くて飲めたものじゃないですね。まさしく、超濃厚砂糖水です。
「ごはんが食べられなくなった時点で天命」という考え方と合致しないかもしれまでせんが、胃瘘の方の健康状態の改善の為に、既存で低糖質の注入食という商品は無いのでしょうか?また、主治医の理解やコスト面等、とてもハードルが高いとは思いますが、自分達で低糖質注入食をつくる事は可能なのでしょうか?できるのなら挑戦してみたいと思います。
先生の御経験で、そのような症例がございましたら、ご教示いただければと思います。
胃瘻も、本当は食事なんですけどね。
胃瘻の問題は、根深いですね。
昔は、経鼻栄養でしたから、経管栄養を選択なさらない方の方が多かったように記憶しています。
今は、特に高齢者施設側のリスク管理の中で、誤嚥事故を予防する、家族に訴えられないようにするなどなどの文脈で挿入を勧めることが多いように思います。
全身状態が落ちてきている方なら、胃瘻を入れないこともご理解いただけますが、それでも、直接介助にあたっていた職員の心的な負担ープロなのだから、それも含めてのケア職員のなのだといえば、それまでなのですが。
中々、ナチュラルに死を迎えることすら、難しい世の中になりました。
それから、私も寝たきりの方の胃瘻栄養で、ものすごくカロリーを落としているのに太られている&でも栄養状態悪いということに凄く疑問を感じていましたので、糖質制限を知って、あぁそういうことかと合点がいきました。
胃瘻のチューブさえ、つまらなければよいのですよ。なにも、市販の栄養剤でなくても、本当はよいわけです。私以前のナースは、経管栄養食ーまあ、重湯なのでどうかですが。作ってましたから。
今は、逆流防止にゼリー状の栄養剤を注射器上のもので入れることもしてますので、糖質制限の正当性が認められるー健康増進法の改定か、医師の食事処方箋があれば、現場でつくることも可能かと思います。
そういう医師がバックアップする高齢者施設が出来ることを切望しますね。
Re: Re:肥満なのに栄養が足りない?
引き続きコメント&御質問頂き有難うございます.
> 胃瘘の方の健康状態の改善の為に、既存で低糖質の注入食という商品は無いのでしょうか?また、主治医の理解やコスト面等、とてもハードルが高いとは思いますが、自分達で低糖質注入食をつくる事は可能なのでしょうか?できるのなら挑戦してみたいと思います。
御指摘のように既製の注入栄養剤はだいたい高糖質のものですが,
その中での比較的低糖質のものと言えば,商品名になってしまいますが,アボット社の「プルモケア」,明治の「インスロー」などがあります.ただそれでも30~50%程度の糖質比です.
栄養剤を自作することはアイデア次第で可能だと思いますが,実際に低糖質栄養剤を作られている方を私はまだ知りません.御存知の方がおられたら逆に教えて頂きたいです.
Re: 胃瘻も、本当は食事なんですけどね。
いつもコメントを頂き有難うございます.
> 今は、特に高齢者施設側のリスク管理の中で、誤嚥事故を予防する、家族に訴えられないようにするなどなどの文脈で挿入を勧めることが多いように思います。
医療者側はその通りだと思います.また患者側の意識もまた半ば強制されてしまっています.
病院診療が悪い意味で発達した結果,看取りの文化が置き去りになり,病院で亡くなるのがほとんどの時代となってしまいました.その結果,昔のように家で看取れる人も場所も少なくなってしまったのです.
そのため,看取る覚悟のできない家族が胃ろうを作らざるを得ない状況に追い込まれてしまうのだと思います.本当に悩ましい問題です.
> それから、私も寝たきりの方の胃瘻栄養で、ものすごくカロリーを落としているのに太られている&でも栄養状態悪いということに凄く疑問を感じていましたので、糖質制限を知って、あぁそういうことかと合点がいきました。
家族の一般的な感覚で言えば,「食べられなくてかわいそう」と思うのでしょうが,
食べられない状態なのに栄養を押し込まれて,なおかつどんどん肥満していく状況の方がよほどかわいそうだと私は思います.最低限の補液だけにしたら想像以上に長く存命されたという話も聞いたことがありますが,今考えればその理由もよくわかります.
> 胃瘻のチューブさえ、つまらなければよいのですよ。なにも、市販の栄養剤でなくても、本当はよいわけです。私以前のナースは、経管栄養食ーまあ、重湯なのでどうかですが。作ってましたから。
そうですね.アイデア次第で在宅の現場でも糖質制限の理論は応用できると思います.
中心静脈栄養法の記事を読んで
末期癌を患っている私の友人も食べることに難儀しており、中心静脈栄養法を奨めましたが、「余計な延命はしたくない」と、否定的な考えでした。
抗がん剤治療中は副作用でロクに食べることが出来ず、終末期を迎えても医療用麻薬による激しい吐き気で殆ど食べれない。
病気が進行するよりも早く餓死しかねないと思います。
現在の癌治療には疑問を感じる事が多いですが…。
まだ二十代の友人に、せめて一時的にでも楽になって欲しいという意味で点滴をすすめたい気持ちと、本人の「食べられなくなった時が死ぬ時」という意思を尊重したい気持ちとが葛藤しています。
少し、この記事の主旨とずれてしまいましたが、先日静脈中心栄養法の事で言い争ったのをふと思い出しました。
Re: 中心静脈栄養法の記事を読んで
はじめまして。コメントを頂き有難うございます。
御友人の件、お察し申し上げます。
今のがん治療の倫理は極めて偏向していると思います。治療しなければならないという固定観念を抜本的に見直すべきだと私は考えています。
もしも私が同じ立場なら抗がん剤は使わず、極力糖質制限を行い(点滴も含めて)、それでも苦しければ緩和ケアを受けたいと思います。
ご返信ありがとうございます
抗がん剤の減薬を求めてましたが、規則なので出来ないと応じてくれなかったそうです。
結果的には抗がん剤治療は延命には寄与せず、苦痛を与えただけでした。
友人は抗がん剤で癌が治ることはない事を明白に理解してました。
無治療という選択肢をあえて選ばなかったのは、友人がまだ若く、残される親を納得させる必要があったからだと思います。
何のしがらみが無ければ、たがしゅう先生のように糖質制限だけを行うという選択もあり得たでしょうが、それに無治療で死なせたとあれば、友人の親は周囲の親族に責められることでしょう。
それが分かっていたのであえて抗がん剤治療を受けた、そんな気がします。
今の癌の治療の偏向っぷりは、本当にくやしいです。
このような事態にしたのは、医者側だけじゃなく、患者側の無知にも責任があると思います。
Re: ご返信ありがとうございます
こちらこそ有難うございます.現在のがん治療の問題点に迫る重要なコメントだと思います.
現在の「がんは早く見つけて治療すべき」という価値観が多数派の状況で,無治療を選択することはかなりの勇気がいることです.それだけ現状は偏向してしまっているということだと思います.
> 何のしがらみが無ければ、たがしゅう先生のように糖質制限だけを行うという選択もあり得たでしょうが、それに無治療で死なせたとあれば、友人の親は周囲の親族に責められることでしょう。
> それが分かっていたのであえて抗がん剤治療を受けた、そんな気がします。
そうだとすれば本当に胸が痛みます.
無治療を選択することさえできないこの状況,何とか変えていかなければならないと思います.
> このような事態にしたのは、医者側だけじゃなく、患者側の無知にも責任があると思います。
「医者の言う通りにしていれば治る」と,そう考えた時点で負けだと考えていますが,
私の印象では,そういう人は非常に多いです.身を守るには適切な情報を手に入れて「自分の頭で考える」ことが最重要だと思います.
ピック病
もともと食や健康に関すること(マクロビやグルテンフリー、ベジタリアンなど宗教・思想的なことも)は興味があり好きでしたが、先日、糖質制限について知ってから、こちらの記事を熱中して読んでおります。
私は17の時、夏休みを利用して、「身体の声を聞く」をして8キロやせたことがあります。本当にお腹がすくまで食べない&お腹がすいたら本当に食べたいものを食べる、だけです。栄養的にみるとあまりよくないことだったかもしれませんが、いかに自分が習慣の奴隷、依存で生きているかに気付けました。それはまた、食以外のことに関してもそうだと気付けたよい経験になりました。
周囲に心配されたり、ランチや飲み会などは貴重なコミュニケーションの機会なので難しいですが、少しずつ糖質制限を取り入れていっているところです。
うちの母は50から入院生活を始め、今65です。
45すぎたあたりから自暴自棄な傾向が強まり、飲酒喫煙過食を始め、おかしくなり、今では車椅子の上で話もせず、静かに生きています。
初めは躁鬱病との診断でしたが、後々ピック病と診断されました。記事を読みすすめるうち、母の病気は糖質過多によるところもあった、急激なストレスに身体が対応しきれなくなったのではと思えてきました。最近、嚥下が難しくなってきたため、チューブの話が出ていますが、心配です。
Re: ピック病
はじめまして.コメント頂き有難うございます.
> 「身体の声を聞く」
> いかに自分が習慣の奴隷、依存で生きているかに気付けました。それはまた、食以外のことに関してもそうだと気付けたよい経験になりました。
貴重な経験ですね.「身体の声」,私も興味あるところです.
断食をして少々食べなくても元気に活動できる自分の姿をみていると,「毎日食べなければならない」すら習慣による刷り込みに過ぎないように思えてきます.
> 母の病気は糖質過多によるところもあった、急激なストレスに身体が対応しきれなくなったのではと思えてきました。
お母様の件,心配ですね.
様々な病名がつけられていますが,私は病名はさほど重要ではないと思っています.
何であれ身体に害となる事をできるだけ取り除く,シンプルにそう考えればよいのかもしれません.
No title
最近お腹周りが肥ってきて、最低限のカロリーしかとっていないのになぜ?
って思っていました。
しかも一口も、味わうことさえできないのに、太ってくるという理不尽さ。
いくら心臓が動いていても口から一切飲食できないのだからもう天明だと思うのですが死なせてといっても誰も死なせてはくれません。
腹痛と吐き気、点滴が取れないストレス(入浴や外出ができないなど)なにより、食べたいものが食べられないというストレス。
もう、毎日死にたいとばかり思っています。
でももう一歩のところで自殺もできないへたれです。
安楽死を強く望んでいます。
突然失礼しました。
Re: No title
辛い気持ちお察し申し上げます。
> 最近お腹周りが肥ってきて、最低限のカロリーしかとっていないのになぜ?
カロリーを適正にしているのに太るという事実が、カロリー理論の誤りを物語っていると思います。
無理にカロリーを入れる必要はないと思います。特に脂肪が十分に存在する場合は、少なくとも数日間の絶食に耐える事も可能だと思いますし、その間に腸管の働きが回復する可能性もあるかもしれません。
所詮他人の私にあゆさんの苦しみは計り知れませんが、どうか自ら死なないでほしいと思います。
イレウスについて
どのようなイレウスか分かりませんが、糖質制限に関心がおありでしたら、お住まいの地域で糖質制限に理解・関心のある医師(できれば消化器内科か消化器外科)を探して相談されるのが良いと思います。
治療法無でも望みがあるかもしれません。
過去の食事を振り返られて、穀物、タンパク、脂肪、野菜、果物などの中で、負担だったのはどれでしょうか? 全部ダメでしょうか?
グルテンの影響は?
投与中の中心静脈栄養は、糖質制限の理論からすれば、できるだけ早期に糖質を減量またはオフにされるのが望ましいと思います。
入浴はヘパリンロックしては。
お大事に。
(参考)
「日本糖質制限医療推進協会 提携医療機関」
「糖質制限OK・理解のある医療機関リスト」
で検索を。
「新しい創傷治療 点滴・TPN・経腸栄養の糖質」
も参考になるかも。
No title
こんな私でも誰かが文章を読みレスを下さったということがとてもうれしく励みになりました。
主治医に相談してみます。
Re: No title
大変な状況かとは存じますが、少しでも好転される事を心よりお祈り申し上げます。
糖質を制限した輸液
「糖質制限を周術期の輸液管理に応用し,糖尿病を改善せしめたS状結腸癌の1切除例」
関東のDr.ですね。
また最近は、末梢静脈からでも、1300kcal位までされるようです。
Re: 糖質を制限した輸液
貴重な情報を頂き誠に有難うございます。
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