2018年08月

        

国民皆保険の害

category - 主体的医療
2018/ 08/ 26
                 
“世界に誇る日本の「国民皆保険制度」”

この制度のおかげで日本国民はいつでも安心して、しかるべき部署で一定の評価を受けた安定的な医療を、

保険料を支払っている限り良心的な金額で皆平等に受けることができるようになりました。

海を越えれば医療保険を使うためには高額な保険費を支払っている人しか使えないような国もあり、

そういう国ではお金がなければ標準的な医療を受けることができないとも聞きます。

だから日本の医療は安心安全で素晴らしいと、多くの人が思っているかもしれません。
            
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エビデンスよりも科学的思考

category - 素朴な疑問
2018/ 08/ 25
                 
現実に起こっている事実を重視して進めていく正しい科学的思考は、

従来常識とされている説を疑う時にも、おおいにその力を発揮します。

例えば、「高血圧には減塩すべし」ということも医学的には常識と言われている内容です。

医学論文を見れば、減塩には降圧効果があるとか、食塩の過剰摂取が心血管発症リスクを増やすなど支持的なものが多数発表されています。

ただ一方で、減塩を行うと心血管病死亡率と総心血管イベントの頻度が高くなるなどの研究も少数ながら存在しています。

ですが全体としては「高血圧には減塩すべし」という結果の方が多数派を占めているので、

多くの専門家もその流れに従っていて、高血圧治療ガイドライン2014では6g/日の減塩が推奨グレードA、エビデンスレベルⅠで推奨されています。
            
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緩やかな糖質制限食で脳卒中を予防できなかった一例

category - 普段の診療より
2018/ 08/ 24
                 
正しい科学的思考とは事実をもとに考えていくことだと私は考えています。

その意味で私は医学論文に書かれていることより、実際に自分の目で確かめたことを重視しています。

先日当院における糖質制限教育入院システムについて御紹介致しましたが、

これはあくまでも患者さん自身が希望された時のみに適用されるシステムです。

当たり前のようですが、糖質制限にまつわっては本人は希望していないけれど、家族に強烈に勧められるというような状況もしばしば起こり得ます。

しかしたとえどんなに家族に勧められようとも、本人が希望していない教育入院を私はお受けしないことにしています。

なぜならば、本人の意図していない糖質制限は本人にとっての大きなストレスとなりうるからです。
            
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間違った科学的思考に注意

category - よくないと思うこと
2018/ 08/ 23
                 
科学が私達にもたらした恩恵には大きなものがありますが、

使い方を間違えると大きなしっぺ返しを食らうという事は認識しておくべきではないかと私は思っています。

特に医学・医療の世界での「科学」という言葉の使われ方は大きく間違っていることが多いので注意すべきです。

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という本を書かれた、

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授の津川友介氏が次のような記事を書かれています。

新常識!やせるには「カロリーの質」が大切だ
科学的根拠のある「ダイエット食」とは
津川 友介 : カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授
            
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何も考えないことの重要性

category - ふと思った事
2018/ 08/ 22
                 
最近私は何もしない日の重要性を噛み締めています。

実は何もしないことは意外と難しいことなのです。

現代の文明社会の中で生きていると特にそう感じます。なぜならばヒマ潰しの機会が山ほどあるからです。

テレビやパソコン、スマートフォンなどはその最たるものです。いくら時間があっても、無限に時間が消費されていってしまいます。

そうした機器を使ってダラダラすることは何もしないことにカウントされません。何かをダラダラし続けていることになるからです。
            
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