リズムを作るべし
2019/10/02 21:45:01 |
自分のこと |
コメント:2件
10月からオンライン診療特化型クリニック、「たがしゅうオンラインクリニック」を開業したたがしゅうです。
働き方改革という意味では大きな変化となったように思います。
今私の勤務時間は午前11時~午後4時、午後7時~10時というのが基本ですが、
そこに患者さんの予約が入っていなければ完全にフリーの時間となりますので、
まだほとんど予約患者さんがいない状況の中、結構な長さの時間を暇に過ごしているというのが実情です。
平日の時間がフリーに使えると何かと便利なことも多いので、そういう面ではよいのですが、
一方で生活のリズムが作りにくくなるという欠点もあるライフスタイルではないかと思います。 そんなことを考えておりますと、一つのネット記事が目に飛び込んできました。
朝のルーティン、計画性、自律心…良いリモートワーカーになるために必要な11のこと
Natalia Lusinski 2019/09/23 07:00
自宅など、オフィス以外の場所で働くスタイルのことを「リモートワーク」と呼ぶそうです。
私も普段基本的には自宅にいて、どこかの会社に出かけるという働き方ではありませんので、リモートワークになると思います。
そんなリモートワークをするリモートワーカーになるにはルールを作ることが重要だ、ということが書かれています。
そのルールとして以下の11のルールが紹介されています。
(以下、記事より一部引用)
1.同僚へのメールや伝言は分かりやすさを最優先する
2.リモートワーカーでも、朝のルーティンを作る
3.秩序を保つためにしっかりと計画を立てる
4.仕事に集中できる場所を確保する
5.従来のオフィス環境ではない場所でも自らを律する
6.相手のリアクションについて考えすぎない
7.仕事中は気を散らせるものや周りの人から自分を切り離す
8.仕事とコミュニケーションの新たな手法を取り入れ、チームの生産性を高める提案をする
9.時差やスケジュールに違いがあっても、タスクやプロジェクトを終えることに集中する
10.同僚と個人的な付き合いができる機会を大事にする
11.リモートで働く場所から飛び出し、ネットワークを構築する
(引用、ここまで)
私は勤務医時代、土日でぽっかりと何もスケジュールの入っていない時間ができると、
本当に恐ろしいくらいダラダラと一日を過ごして何もできなかったとその日の夜に後悔するという経験を何度も繰り返してきました。
「人間は楽な方に行きがち」というのはその時に痛いほど感じたものです。
この度のオンライン診療医としての働き方だとそのようなフリーの時間がずっと続いて怠けてしまうかもしれないと考えるとぞっとします。
そうならないようにこの記事の11の秘訣を読んで私は、総じて「リズムを作れ」ということに集約されるのではないかと感じました。
つまり野生動物の世界でも日の光を浴びて活動し、日が沈めば活動を停止するという流れ(夜行性動物の場合は逆)があると思いますが、
文明に守られて、人為的な誘惑も多い現代社会においては、そうした自然のリズムにさらされることなく、不自然かつリズムを消失するような誘惑に刺激され続ける生活となりがちだと思います。
通勤して仕事して疲れて家に帰って休むという通常のワークスタイルは、ある意味でリズムを作りにくい文明化した現代社会の中で、
強制的にリズムを作り出すための一つの人為的な工夫であるのかもしれません。
だからその人為的な生活リズム付けであった通勤・帰宅のステップがないリモートワークにおいては、
ただでさえリズムを作りにくい現代社会での生活においてよりリズムが出来なくなる生活へと陥りかねません。
だから何かしらの週間スケジュールを立てる必要性を感じ、何かしらのルーティンを作ることにしました。
その中で私がルーティンの一つとして取り入れようと思ったのは、過去に挫折したことがあるジム通いです。
「こんな生活を一生しなければならないと思ったら気が滅入った」というのが前回ジム挫折に陥った原因でありましたが、
今回はリモートワークのリズム作りとしてジム通いを再開させてみようと思います。
あわよくば運動不足も解消して、さらに健康的な状態に至るのかどうかを検証してみたい。
余裕があればリブレなんかも使っていろいろと実験してみたい。
そんな風に考えて再びモチベーションを上げていくことにしました。
もう一つ、この11の秘訣を読んでいて思ったのは、
これらの秘訣は何もリモートワーカーに限ったことではなく、全てのワーカーが心がけるべき心得ではないかということです。
どういう状況であってもわかりやすいメール内容を心がければ仕事の効率は高まりますし、
気を散らせるものを遠ざけた方がいいのも皆そうですし、ワークの場所以外の時間や人とのつながりも大切にした方が人生の充実度は高まります。
リモートワーカーへのメッセージに見せかけて、人生を有意義に生きていくための秘訣がそこにあるように感じた次第です。
読者の皆さんも参考にして頂ければ幸いです。
たがしゅう
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プロフィール
Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
オンライン診療医です。
漢方好きでもともとは脳神経内科が専門です。
今は何でも診る医者として活動しています。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。
※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。
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コメント
筋トレの意外な効能
開業までの経緯を、あくまでも記事を通してですが、傍から見守っていたものとしてうれしく思います。
さて、ジム通いを再開されるということで、「筋トレ」を日課としている者として推奨したいと思います。
筋トレ生活をスタートし、かれこれ2か月になりますが、明らかに体調が良いです。
私の場合はジム費用負担が厳しいため、自宅での筋トレを行っており、メニューは…
40分間ジョギング→4分間サーキットトレーニング×2→20Kgダンベルトレーニングでトータル1~1時間半
…と決まった内容を週3・4日ペースで続けています。
この期間に体重は(糖質制限併用で)73Kg~67Kgへ落ち、睡眠の質、仕事への意欲が向上しました。
体調の好変化に驚いています。
以前は「筋トレ」というと「身体造形の美意識」の強い人が見栄でやるものと思っていましたが、今は内部の変化を及ぼすものと考えが変わりました。
「筋肉内のホルモン」の体への好作用が数年前テレビで取り上げられており、継続して研究中であるということで、更なる解明に注視しているところであります。
私の持論ですが「ストレスマネジメント」「糖質制限」「筋トレ」は、今後の健康3柱になるような気がしています。
先生の筋トレ生活の一助になれば幸いです。
Re: 筋トレの意外な効能
お祝いコメントを頂き有難うございます。
また実体験を交えた筋トレへの御助言まで、誠に有難うございます。
筋トレへのモチベーション維持を健康の為と考えるのではなく、リズム形成のルーティンとして利用するのであればあるいは、とも思いまして再挑戦する気持ちになりました。だいきちさんのようなさらなる体調改善を自覚できればと思います。できる範囲で頑張ろうと思います。
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